TAKE#5

わたしとフィルム|チェキ編

 Instagramや Twitterを見ていると、カメラブーム、とりわけフィルムカメラの流行を感じる今日この頃。“流行とは巡るもの”なんて話を聞いたことがあったけれど、なるほどこういうことか!とハッとする。

そんなわたしも小さい頃は当たり前のようにフィルムカメラを使っていました。中学3年生の修学旅行では、写ルンですで東京の街を撮るなんていう、今思えばエモいことをしていたわけです。まぁ、その頃はフィルムに良いとか悪いとか、なーんも考えてなかったんだけど。

わたしとフィルムカメラの関係をものすごーく遡ると小学3年生の頃のこと。親から「チェキポップ」を誕生日プレゼントとしてもらったのが始まり。

「チェキ」というカメラ

「チェキ」とはFUJIFILMから発売されているインスタントカメラ。正式名称を「instax」という。誰でも一度は見たことあるだろうし、使ったことがある人も多いのではないでしょうか…。

どうやら「FUJIFILM instax mini 7」というのが、わたしが持つチェキの本名らしい。そして別名「チェキポップ 」。

チェキ?なんじゃそりゃ!って人や、詳しく知りたい!って人はこちらをチェックしてみてください。

歴代チェキの歩みチェキ20周年

チェキポップ はレンズを前に引っ張り出すと電源が入る仕組みになっています。

右上に3種類の天気のアイコンが描かれていて、赤いランプが点灯した天気にダイヤルを合わせて適正露光を選ぶ(設定する)だけ。

あとは撮りたいものから、ある程度の距離を取り、シャッターボタンを押す。

当時小学3年生だったわたしにとっては、使い勝手も簡単、撮った写真がすぐに見れることから、最高のアイテムでした。

プレゼントしてもらった年に行った家族旅行でも、チェキを持って行った覚えがあります。ただ、被写体との距離の取り方がわかっていなくてボケボケ写真を量産。飛行機から雲と雲の間に虹が見えた時は、チェキで頑張って撮ろうとしてたっけなぁ。

普段の生活だと、当時飼っていたハムスターを撮ったり(これまた近距離でボケボケ)、公園で幼馴染たちと遊んでいた時に集合写真を撮ってみたり。とにかくわたしは、チェキを色んなところに持ち出しては写真を撮って楽しんでいたのです。

ただ残念なことに当時の写真は一枚も残っていない…。

思い出を再び残してみる

つい先日のこと、幼馴染との旅行先にチェキを持ち出してみました。実に十数年ぶり。家にいつか使うだろうと買っておいたチェキフィルムが20枚あったけど、全然使わずに1年くらいが過ぎていたことが今回のきっかけ。旅行を控えていたので、そこに持って行くことにしたのです。

2年くらい前に電源を入れてみた時は何の問題も無さそうだった。しかし、旅先でいざ使おうとした時、露光設定のダイヤル部分が壊れていることに気づきました。カチカチと音をたてて回るはずのダイヤルが噛み合うことがないような感じにスカッとしている。その時のトホホ感はハンパじゃない…。

使おうとしていた場所は、わりと明るい室内だったので露光設定はもう無視。なんとかなるだろ!と、とりあえず1枚試しに撮ってみることにしました。

おそるおそるシャッターを切ってみたところ、フラッシュが発光。ウィイイ〜〜ンという音と共にカメラの上から真っ白なフィルムが生えてくる。そして真っ白な面にじわじわと影が浮かんできました。

おおっ…!?

あれ…?なんか、いいんじゃない??

輪郭がはっきりしないモヤっとした写りにどこか懐かしさを感じる。でももしかしたらこの写りはまぐれではないのかと心配になってきたので、

…ちょっと、もう1枚撮ってみようか。

パシャッ!ウィイイ〜〜ン…。

「エモい。」

浮かんできた写真を見て、みんなで口を揃えて言っていました。

恐るべし、チェキ。じわじわと写真が浮かび上がってくる様子も楽しめるポイントの1つです。やっぱりすごいぞこのカメラ…!

と、こんな感じで久しぶりのチェキでの撮影にワクワクしていました。

さて、残りのフィルムは18枚。勿体ぶっていたら撮り切らずに終わる気がして、食事時や部屋でくつろいでいるときに容赦なくシャッターを切りました。サラッとその様子を並べていきます。

結局、夜ご飯から早朝の数時間であっという間に20枚撮りきってしまった。

楽しいを共有できる

27枚撮りなどの通常のフィルムに比べると、チェキは一度に装填出来るフィルムが10枚と少ない。それでも10枚できっちりとフィルムの味を伝えてくれるカメラという印象です。壊れているなんてことを忘れてしまうほど、思い出の一場面を残してくれる写真ばかり。

逆光にならずいけるかな〜と撮ったら、案の定こんな風にほぼ真っ黒。これはこれで好きな1枚です。

チェキのいいところは楽しさを共有できること。現像されていく過程を皆でワクワクできるのです。しかし、他のフィルムカメラ、デジタルカメラでは味わえない楽しさもあります。わたしの場合、幼馴染たちと使うことで懐かしさを取り戻すことができる気がしてとにかく楽しい。

最新のチェキは多重露光だったり、このカメラではできない加工が出来たりするようですね。スマホで撮った写真をチェキとして現像できるinstax SHEARなんてのもある。

わたしのチェキポップにできる事は最新のものに比べて少ないけれど、”撮って出しの1点ものであること”はシンプルに1枚の重みを感じます。いやいや、”宝物感がある”というのがいいのかもしれない。

読んでくれているそこのあなたも、チェキで遊んでみてはいかが?

この夏も同じメンバーでの旅行を控えています。チェキはそこでもエモく活躍してくれそうです。