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Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/50 ZF.2を購入|FUJIFILM APS-C機での使用感【作例あり】

昨年の秋から冬にかけてのお話、Carl Zeiss Makro-Planar(カールツァイス マクロプラナー)という50mmと100mmの単焦点レンズの2本購入しました。

今回は50mm単焦点レンズ「Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/50 ZF.2」をFUJIFILMのAPS-C機に付けた場合の作例写真をご紹介していきます。

※全ての写真は撮って出しではなく、Lightroom CCを使って編集済みです。

Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/50 ZF.2というレンズ

横からの図
上からの図

こちらが、すぐに手に入れたくなるほど私の写欲・物欲を刺激したレンズ、Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/50 ZF.2(以下、マクロプラナー)です。

FUJIFILM X-T2装着時
FUJIFILM X-Pro2装着時

私はわりと見た目のデザインを重視することが多いのですが、このクラシックな作りがどストライクでした。金属の重厚感、黒の塗装によるツヤ感により、「物」として見ているだけでも気持ちが満たされます。かっこいい。

とは言いつつも、レンズの見た目だけで購入に至ったわけでは決してございません。このマクロプラナーというレンズとの出会いのきっかけは「コトバコ」しむさんの作例記事。

【作例写真】Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/50 ZF.2 レビュー。このレンズが、僕の世界を変える。

この記事で興味を持った方は多いはず。

昨年9月のしむさんぽの時に、しむさんご本人からマクロプラナー50mmを貸していただいてから、さらに気になる存在となりました。

「お金貯めてタイミング見て買う」なんて言っていたのにそのタイミングは案外すぐに来てしまいました。もうどうにも止めることができない気持ちになり、色々やりくりして買ってしまったわけです。数も少ないレンズですからね、良い条件のものと出会ってしまったが最後。

購入したマクロプラナーはNikon Fマウントのもの。私はこのレンズをFUJIFILMのAPS-C機(Xマウント)で使用していますので、もちろんアダプターを介しています。

アダプターはこちらの八仙堂より販売されているものにしました。八仙堂のアダプターはレンズ側とボディ側の名前のみしか記されていないため、とてもシンプル。このシンプルさが好きで、基本的にアダプターは八仙堂のもので統一しています。

付属のアダプター用の袋もオシャレ。

Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/50 ZF.2の作例

さて、ここからはマクロプラナー50mmで撮影したものをご紹介。個人的にこのレンズを使ってみて「おお…」と唸ったことが2つありますので、項目ごとに見ていきましょうか。

1.マクロプラナーが写し出す「美しい線」

FUJIFILM X-Pro2
Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/50 ZF.2

マクロプラナー50mmを貸していただき、初めて使った時に撮影したのが上の写真。使用したカメラはFUJIFILM X-Pro2です。背景のボケによる人の浮き出し具合が良く、立体感が出ていますが、この時の感動はそこだけじゃありません。

手前の草、なかなかキレキレなんですよ。葉先の鋭さに「うおお!」となりました。感動したけど、スマホではなくタブレットで見た時にいまいちピントがどこに合っているのかよくわからないことに気づきました。わからないのに鋭さを感じるなんて凄くないですか…。

FUJIFILM X-Pro2
Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/50 ZF.2
FUJIFILM X-Pro2
Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/50 ZF.2

葉というと、こちらの紅葉や水草こそ輪郭のキレ味良く美しいなと思います。葉で何か物が切れそうな気さえします。

FUJIFILMなどのAPS-C機でもマクロプラナーを使用すると、キリリとした描写を見せてくれます。MFレンズではありますが、マクロプラナーはオールドレンズよりも光学系が進化した現代レンズです。だからこそ精密さを感じることができます。

個人的なお話ですが、最近はメリハリのあるパキッとした作風が気に入っているので、マクロプラナーを使う頻度も高くなってきています。

ちょっと、気持ち悪かったらごめんなさい。でもこちらを見ていただきたく…。

FUJIFILM X-Pro2
Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/50 ZF.2
FUJIFILM X-Pro2
Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/50 ZF.2

これは蜘蛛の巣です。蜘蛛は嫌いですが、この蜘蛛の巣の線は美しすぎませんか?いい感じに光が当たっているのもまた良し。この場面が撮れた時はびっくりしたし、少し鼻息が荒くなりました。いや〜繊細!惚れます。

その他、個人的に線が美しくでメリハリのある写りだなと思ったものを下に載せていきます。

FUJIFILM X-Pro2
Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/50 ZF.2
FUJIFILM X-Pro2
Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/50 ZF.2
FUJIFILM X-Pro2
Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/50 ZF.2
FUJIFILM X-Pro2
Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/50 ZF.2
FUJIFILM X-T2
Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/50 ZF.2
FUJIFILM X-T2
Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/50 ZF.2
FUJIFILM X-T2
Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/50 ZF.2
FUJIFILM X-Pro2
Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/50 ZF.2
FUJIFILM X-Pro2
Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/50 ZF.2

基本的に絞り解放マンなので、ついついぼかした写真を撮りがちです。ピントが合ってないもの多いけれど、合うとめちゃくちゃかっこいい感じになります。…なってますよね?

もちろん絞った時のキレ味も良いです。ちょっとした風景写真では、絞ったらもっとかっこよくなるんだろうな…。

2.光・空気(雰囲気)をよく写してくれる

FUJIFILM X-T2
Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/50 ZF.2

私の写真の作風=アンダーなイメージをお持ちの方が多いのかな、と思っていますが、マクロプラナーを使って撮影したものは、いつも以上にアンダーな写真を撮ることができるような気がしています。

FUJIFILM X-T2
Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/50 ZF.2
FUJIFILM X-T2
Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/50 ZF.2

地元でパワースポットと名高いお寺で撮影したもの。石の質感、異世界へ入り込んでしまいそうな不思議な雰囲気を見事に捉えてくれています。

FUJIFILM X-Pro2
Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/50 ZF.2

この大根は薄暗いアーケード商店街で見つけたもの。大根を照らしているわずかな光を拾うマクロプラナーに拍手を送りたくなりました。送りました。

FUJIFILM X-Pro2
Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/50 ZF.2

こちらは少し日差しが強めの秋に撮影したものです。降り注ぐ光が美しく、そのおかげで影の部分も際立っています。

しかしながら、ただ風景を写しているだけではありません。光以外の情報も感じ取ることができませんか?空気が澄んでいて、木々が風に揺れる音や、鳥の鳴き声が聞こえてきそうな気がします。

「ツァイスレンズは空気まで写す」とはよく聞きますが、その通りであるかのように、マクロプラナーは目で見た以上の情報を閉じ込めてくれるレンズであると思うのです。

その他、マクロプラナーで撮影したお気に入りのものを以下に載せていきます。音や温度なんかも感じ取っていただけると非常に嬉しく思います。

FUJIFILM X-T2
Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/50 ZF.2
FUJIFILM X-Pro2
Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/50 ZF.2
FUJIFILM X-Pro2
Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/50 ZF.2
FUJIFILM X-Pro2
Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/50 ZF.2
FUJIFILM X-Pro2
Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/50 ZF.2
FUJIFILM X-T2
Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/50 ZF.2
FUJIFILM X-Pro2
Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/50 ZF.2
FUJIFILM X-Pro2
Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/50 ZF.2
FUJIFILM X-T2
Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/50 ZF.2
FUJIFILM X-Pro2
Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/50 ZF.2
FUJIFILM X-Pro2
Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/50 ZF.2
FUJIFILM X-Pro2
Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/50 ZF.2
FUJIFILM X-Pro2
Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/50 ZF.2

そうそう。マクロプラナーはその名の通り、寄りの撮影も可能なハーフマクロレンズ。万能感がすごい。写真が暗くて申し訳ないですが、表面張力の感じにドキドキしました。

FUJIFILM X-Pro2
Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/50 ZF.2

おやおや、「ほっこり…」しますね。

FUJIFILM APS-C機での使用感

FUJIFILM APS-C機での使用感については、非常に満足しています。

マクロプラナーのキリリとした描写については上でも少し触れましたが、逆にオールドレンズ等を使用した場合は、少し写りがモヤッとしているように感じます。

一番付き合いの長いヤシカコンタックスの「Carl Zeiss Planar T* 50mmF1.4」で撮影した場合、輪郭や線はこんな感じです。

FUJIFILM X-Pro2
Carl Zeiss Planar T* 50mm F1.4
FUJIFILM X-Pro2
Carl Zeiss Planar T* 50mm F1.4

多少ピント合わせに慣れてきたと言うのもありますが、現代レンズであるマクロプラナーと比較すると、やはり線は柔らかい印象です。これがオールドレンズらしさなのかもしれないですね。これはこれでとても大好きな写り。

ここしばらくマクロプラナーばかり使用していますが、この2枚を見てヤシコンプラナーを惚れ直しました。どちらもとても良いレンズ。描写が違いますのでここはお好みで使っていきたいです。

ちなみに、マクロプラナーはNikon Fマウント用の「ZF」「ZF.2」と、Canon Eマウント用の「ZE」があります。今回私が購入したのは、Nikon Fマウント用「ZF.2」。Nikon Fマウント用の「ZF」と「ZF.2」は何が違うの?という話については、電子接点が付いてるか付いてないかの違いのようです。こちらについてもコトバコで下記記事を確認しました。

ニコン Fマウント ツァイスレンズのZFZF.2の違い。Milvusに心揺れる

私のようにFUJIFILM機で使用する場合は、絞りやレンズ名が反映されないのが残念な点ではあります。使用上は正直ZFでもZF.2でもどちらでもいいかな思っています。

もちろんフルサイズ機で使えば、さらに立体感あるものが撮れることは間違いなしだと思います。

私の場合はFUJIFILMでの描写でしかお伝えできませんが、特有の色味・フィルムシミュレーション×マクロプラナーの描写は、フルサイズ機とは違った幅を広げる鍵になるのではないかと思います。

こんなふうに撮れたり、作品として落とし込むことができるんだな〜と、思っていただけると幸いです。

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