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君がいなければ、今の私はいなかっただろう。 #カメクラの沼カレ2019【3rd Roll】

時は遡ること2年前。偶然の出会いから、私にとって大きな存在へと変化していくのに、そう時間はかからなかった。今では君は、私のアイデンティティみたいなものだ。君がいたから今の私がある。

このカメラに出会わなかったら、今の私はいなかったかもしれない。

そんなかけがえのない存在との思い出に、お付き合いいただけますか?

君との1年目

この頃の私は、適正露光なんて無視して適当に弄り倒し、自分が信じる謎のセンスだけでシャッターを切っていた“白飛び時代”真っ只中。今の自分からは考えられないほどハイキーの写真が多い。 

とにかく目の前に現れた景色にそのカメラを向けた。iPhoneのカメラで撮るよりも、ずっと奥行きを感じさせる。「線路は続くよ どこまでも」そんな言葉が頭に浮かびが上がってくるようだ。


2017年5月。初めて森道市場に行った時のこと。2日目であるこの日は晴れているが、前日は台風並みの大雨だった。ほぼ毎年のことだが、森道市場は2日間のうちどちらかの天気が荒れることが高い。そして晴れの日は夏のように暑い。この日も夏を感じざるを得ない日だった。さっぱりとしたドラゴンフルーツのソースとかき氷の冷たさが身体に沁み渡る。

前を歩いていた人が言っていた。「森道、年々人増えていくよな〜」と。それだけ魅力的なイベントなのだろう。人がごちゃごちゃしていたって、私は気にしない。「このカメラがあれば、気軽に目に飛び込んできた景色をいつでも切り取れるんだから」

「写真でも撮ろうか」と、友人と向かった京都は、盆地特有の蒸し暑さとなってきていた。しかし、そんな暑さも少しは我慢できる。写真を撮ることにおもしろさを覚えてくると、今までの自分では考えられないほど、出かけることが楽しく感じるようになった。

紫陽花の季節。京都といえば宇治の三室戸寺が有名だ。この日メインで使っていたPENTAX SPのフィルムを巻き上げた時、空ぶったようなスカッと感が指に伝わってきた。

「しまった…巻けてなかった」

旅の終わりに絶望したが、このカメラで残していた写真に気持ちは救われた。旅の写真を全て失ったわけではなかった。

地元のあじさい祭で、このカメラの写りの良さを再確認した。花びらと、その上に乗る水滴の立体感が美しい。

「このカメラを買ってよかった」

今でもそう思う、お気に入りの1枚。

前職の同期と夕食を食べに行った時。ついつい目の前に現れたデザートに向かってシャッターを切ってしまう。テーブルフォトだってお手のもの。

8月から10月までの3ヶ月間は月に一度有休を使ったりして、相方と西国三十三箇所巡礼の旅に出た。

和歌山・奈良・京都・大阪・兵庫・滋賀・岐阜という、関西圏33箇所の寺院をまわるため、あっちへ行ったり、こっちへ行ったり。

限られた時間の中での長距離移動はかなり辛いものがあったが、スピード感のあるカメラはかなり重宝した。

これは大阪府箕面市にある、西国二十三番札所・勝尾寺。至る所に達磨が置かれているのが印象的な寺院だ。もちろん撮影メインで行ったのではないが、フォトジェニックな勝尾寺では、このカメラの手軽さが役に立ち、時間があまりないながらもたくさん写真を残していた。

秋に我が家へやってきた、ジャンガリアンハムスターのきんちゃん。現在はだいぶ歳をとってしまったが、手を出すといつも上ってきてくれる。動きが早く、撮影するときは追いかけるのに少し大変だが、このカメラは細いひげまで繊細に写す。

奈良・長谷寺。紅葉には少し早い時期に三十三箇所巡礼の2巡目に繰り出そうとしていた。

思いがけず目に飛び込んできた秋の景色にカメラを向ける。ちょっとした風景写真だってお任せあれ。

社会人になってから大晦日はよく伊勢神宮で年越しをする。五十鈴川がそばを流れるため、川からの冷気で夜はほんとうに寒かった。しかし、そんな寒さをも忘れさせてくれる写真が撮れた、楽しい1日だった。

ここまでで気づく方もいるのではないか。このカメラはレンズ交換式ではなく、コンデジだ。

君との2年目

実は大晦日以来、あまりこのカメラを使わなくなってしまった。レンズ交換式の別のカメラを購入した事、画角が自分に合わなくなってきた事が理由だ。ゆえにいきなり秋まで時間が飛ぶ。

ただ、この1枚を撮るまでは。

1年目とは違う。写真というものに触れてきて、多少なり表現の幅が広がったのだろうか。RAW現像という技を身につけ、ばらつきのあった私自身の色に少しずつ統一感が出てきたように感じる。少しは成長したと言いたい。

このカメラの持つ広い画角のお陰で、持ち出す理由・使うべきポイントが明確になってきた。

友人たちと地元のカフェでお茶会。狭い店内での撮影や、ゴツゴツとしたレンズ交換式カメラは、友人や他のお客さんの目も気になるし、何より荷物になる。そんなことを考えるようになってから、また持ち出すようになった。

少し前、他のカメラで撮影していた時に友人に言われた事がある。

「カメラを構えられるとちょっと緊張しちゃう」

そりゃそうだ。撮られることにもそこまで慣れてもないだろうし、黒い塊を自分に向けられたら驚きもするだろう。しかし、このカメラの前では不思議と改まった様子もなく、自然に写ってくれる。

そんな日の夕景の美しさは、またこのカメラを好きにさせてくれた。

新年。今年は伊勢神宮へは行かず、元旦からユニバーサル・スタジオ・ジャパンへと車を走らせた。この日はコンパクトフィルムカメラBiGmini Fとの2台体制。

手ブレ補正?あるに越したことはないけれど、脇をしめ、落ち着いてちゃんと固定すれば、夜の撮影も美しく写すことができる。

ホグワーツ城のリフレクション。コンデジと侮るな。本当に優秀なんだ。

君との3年目

さて、このカメラとの付き合いも3年目に入った。

この2年でこのカメラの良いところに気づけた。もういちいち説明もいらないだろう。

ここからは今年撮影した写真をただただ置いていく。

FUJIFILM X70がいなければ、写真という1枚の作品を作り上げることを楽しむ今の私はいなかっただろう。

もう1台欲しくなる私的最高のカメラ

ご挨拶遅れましたが、こんにちは。2019年カメクラのアドベンドカレンダー2回目の登場、タケウチ(@_____tk_)です。

長い思い出話にお付き合いいただきありがとうございます。安心してください、もう終わりですよ?後書きみたいなもんを少しだけ。

このFUJIFILM X70というカメラは、私が扱うFUJIFILMのカメラの中で、一番付き合いが長く、一番手放したくない、そしてもう1台欲しいカメラです。

だって2016年に生産終了してるんだもん。後継機の噂もないんだもん。壊れたら私どうしたらいいの?

とりあえず、暇があればヤフオクとかで確認している次第です。

センサーがどうとか、スペックとかよく理解できてないのが申し訳ないですが、購入に至った経緯は、たまたまTwitterのフォロワーさんがX70で撮影した写真を載せていて、それを見て写りの良さに惹かれたのがきっかけとなります。

撮影:しむさん(@46sym)

当時、FUJIFILM X100Fの購入も検討していましたが、なによりもサイズ感が良かったから。コンデジと言いつつも厚みで存在感が出てしまうX100Fに比べ、いつでもどこでも持ち歩ける軽さと、スッ…とポケットに収まるサイズ。ここがX70の素晴らしいところではないかと思っています。

メインではなく、サブカメラという位置付けですが、友達と遊んでいる時も気軽に持ち出せるカメラです。

中古品を探してみても、状態の良いもの以前に個体数も減ってきているX70。私も何度か落としたり、ぶつけたりしているので塗装剥げや凹みもあり、正直ズタズタになりつつあります。

傷は今まで使ってきた証だし、数が少なくなっているからこそ長く大切に使っていきたい。

本当にX70に出会わなければ、私はFUJIFILMのカメラを使うきっかけを失っていたかもしれないし、写真を撮る上での成長もなかった気がするんです。

(後継機、出てくれたら嬉しいなぁなんて思ったりもしてる)

個人的にはX-Pro2メイン、X70サブという2台体制が大好きなので、これからも旅のお供に連れまわしてきます。

なんだかうまく締められませんが、今回はここまで。ありがとうございました◎

アドベントカレンダー企画に寄せて執筆しています

この記事は、ブログ「コトバコ」のしむさんによる「カメラと写真で2019年を振り返りませんか?」とのお声がけから始まった、『3rd Roll】カメクラが沼へ誘う Advent Calendar 2019』の参加記事となります。カメラや写真が好きなブロガーさんたちが毎日リレー形式で記事を更新していくものです。

参加者の皆さんの更新記事は、ハッシュタグ『#カメクラの沼カレ2019』で検索してみると、コメントなどを交えて確認できますよ〜。

先程2回目の登場と言いましたが、私は2nd Roll枠でも参加しており、先日記事を書きました。まだ見たことないよ!って方は、お暇な時にでも覗いていただけると嬉しいです◎

FUJIFILM X-Pro2で写す、1年間のハイライト #カメクラの沼カレ2019 【2nd Roll】

さて、今回私が参加しているアドベントカレンダー3rd Roll、昨日12/9はくじらさんによる『Filmphotography 2019』です。

明日12/11は、はぴこさんへ私からバトンが渡されますのでお楽しみに◎

≫『私とフィルム。

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